Tiny Core Linux
General TC => International Talk => Topic started by: BALLOON a.k.a. Fu-sen. on January 30, 2014, 08:19:20 PM
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日本語の書き込みが今までなかったようですので、残します。
4.5 までは「日本語化プロジェクト」等による日本語化が行われていました。
それからバージョンが少し空いています。
今最新版 5.2 で日本語化を進めていますが、
それと共に、より日本語が快適に使えるように
また日本語化に伴う根本的な問題を解決するために
基本機能を FLTK の代わりに BaCon HUG へ置き換えた派生も進めています。
興味があれば自分のプロフィールにあるサイトを参照して下さい。(左の地球マーク)
日本語化に向けて支援者・協力者を求めます。
(http://forum.tinycorelinux.net/index.php?action=dlattach;topic=16579.0;attach=4033)
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uimでカナ入力が出来ました。
uim - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/Uim
その前に、日本語表示が出来るようにするため、
Tiny Core Linux4.7.7で日本語入力 #TinyCore - Qiita
https://qiita.com/hachisukansw/items/02085d9864970b3c41a1
を参考に日本語ビットマップフォントをインストールします。
上記サイトでリンク切れになっている「Tiny Core Linux 日本語化プロジェクト」の成果物は、以下のミラーサイトで入手できるようです。
https://ftp.jaist.ac.jp/pub/osdn.net/tinycore-jp/55908/
uimの構築は、別のディストリでTCのchroot環境を構築した上で、以下のスクリプトで行ないました。
TCの既定カーネルではサポートしていないoverlayファイルシステムを使っています。
-- スクリプト開始 --
UIM_VER=1.9.6
tce-load -lwi compiletc.tcz intltool.tcz libXext-dev.tcz
tar -xjf uim-$UIM_VER.tar.bz2
cd uim-$UIM_VER/
./configure --with-skk --with-x --disable-emacs
make
tce-load -lwi squashfs-tools.tcz
sudo mkdir vary
sudo mount tmpfs -t tmpfs vary
sudo mkdir vary/cont vary/work
sudo mount overlay -t overlay -o lowerdir=/usr/local,upperdir=vary/cont,workdir=vary/work /usr/local
sudo make install
sudo umount /usr/local
sudo rm -rf vary/work
sudo mkdir vary/usr
sudo mv -f vary/cont vary/usr/local
sudo mksquashfs vary uim.tcz -b 4k -no-xattrs
sudo umount vary
-- スクリプト終了 --
uim.tcz.depにはlibXext.tczがあれば十分のようです。
あとは、.xinitrc辺りに
uim-xim &
export XMODIFIERS=@im=uim
を追記すればいいのでしょうが、TCでの設定方法を私は知らないので、以下のスクリプト
#!/bin/sh
uim-xim &
export XMODIFIERS=@im=uim
exec urxvt
から立ち上げたrxvt仮想ターミナルでテストしました。
atermだと日本語フォントが表示されないので、rxvtを使います。
結果、コマンドラインへの入力では日本語入力が「??」に化けますが、vi使用時にはカナが表示されました。
また、dilloウェブブラウザでもカナ入力できました。
漢字変換できなくても、近年の検索エンジンなら良きに計らってくれるようです。
候補表示が文字化けするので、漢字変換は使い物になりません。
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uim-ximの変換候補表示の文字化けを抑えることが出来ました。
Xlibs.tczで収録を省略された日本語フォントjiskan(16|24).pcf.gzを、前のコメントのmplusフォントと同じ要領でインストールするだけで、rxvtやdilloで変換候補が文字化けすることなく表示されます。
私は、普段使っている別ディストリ(Gentoo Linux)からjiskanフォントを抜き出しました。
あとは、SKK辞書を~/.skk-jisyoに配置してuim-ximを再起動することで、漢字も含む日本語入力ができます。
mplusフォントをインストールせずともjiskanフォントがあれば、uim-ximとrxvtの動作に支障はなさそうですが、dilloでは日本語サイトの表示ができません。
ちなみに、「Tiny Core Linux 日本語化プロジェクト」のscim.tczを参考に、uimのインストールスクリプトを作りました。
-- begin /usr/local/tce.installed/uim --
#!/bin/sh
APPNAME=`busybox basename $0`
USERFILE="/etc/sysconfig/tcuser"
USER=`busybox cat "${USERFILE}"`
XDDIR="/home/${USER}/.X.d"
XDFILE="${XDDIR}/${APPNAME}"
PROFDIR="/etc/profile.d"
PROFFILE="${PROFDIR}/${APPNAME}.sh"
if [ -d "${PROFDIR}" ]; then
busybox cat <<EOS > "${PROFFILE}"
export XMODIFIERS=@im=uim
EOS
fi
if [ -n "${USER}" ]; then
busybox install -o "${USER}" -g "staff" -m 755 -d "${XDDIR}"
busybox cat <<EOS > "${XDFILE}"
uim-xim &
EOS
fi
-- end of /usr/local/tce.installed/uim --
これにより、uim-ximの起動・停止をXウィンドウシステムの再起動と連動させることができます。
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すみません。先の書き込みに誤りがありました。
urxvtではjiskanフォントがあってもmplusフォントがないと、uimによる変換候補は正しく表示されても、変換後とか、日本語テキストファイルをcatで表示すると、豆腐に化けるようです。
ところで、先に述べたように、jiskanフォントをインストールすると、urxvtで変換候補が正しく表示されるのですが。
この変換候補表示に用いるフォントをurxvtでは"imfont"オプションで指定できて、
urxvt -imfont "jiskan16"
のようにjiskanフォントを直接指定すると、変換候補表示の文字サイズが異なるなど、どうも無指定の場合とはフォントが異なるようです。
無指定の場合のフォントがjiskanフォントと異なるのであれば、jiskanフォントをインストールせずともurxvtで変換候補表示ができるはずです。
取り敢えず、jiskanフォントの有無に関係なく/usr/local/lib/X11/fonts/misc/fonts.aliasに記述されているjiskanフォントの設定が悪さをしていると睨んで、jiskanフォントに言及している行を削除してみたのですが、変換候補の文字化けは直りませんでした。
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TCメンテナの方々にuimやフォントをアップロードして頂いたおかげで、locale設定(ja_JP.eucjp または ja_JP.utf8 をお勧め)の後に添付のtcz(とtcz.dep)をインストールすることで、このコメントの書き込みに私が使っている日本語入力環境をテストできます。
locale設定の仕方については、以下のforumが参考になるかと。
[SOLVED] Help with getlocale.sh
https://forum.tinycorelinux.net/index.php/topic,23685.0.html